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部首がわからなくてもOK!AIに漢字の形を伝えて読み方を調べる裏ワザ?

Published on 2026年2月18日

レシピ本を開いて「この漢字、何て読むの?」。看板を見て「え、それどう書くの?」。スマホの手書き入力は使えるけど、最近は手で書くこと自体がもう面倒で、結局「もういいや」と調べるのを諦めたこと、ありませんか? 私はあります。

辞書で調べようにも、部首がわからない。画数なんて数えられない。そんな時、ふと思ったんです。

「形を言葉で説明したら、AIが当ててくれるんじゃない?」

というわけで、読めない漢字をAIに当てさせる実験をしてみました。うまくいった例も、全然伝わらなかった例も、正直にお伝えします。

散らかったデスクでPCとスマホを操作し、AIとのやり取りが成功して「通じた!」と嬉しそうに微笑む男性のイラスト。

読めない漢字をAIで特定する実験のルールと対象漢字

今回試したのは、こんな漢字たちです。

それぞれ私なりに漢字の説明をしてみたものを書いておきます(笑)

ちなみに今回のルールとして、「すでに存在する漢字で説明する」「へんやつくりを使って説明する」は反則としています。そのため、「さんずいに、主人の主に、カイの字」みたいな説明は不可能とします!

  • 漬物の「漬」 … 左側に3つ点があって、右側の上が横3本の線に縦1本の線が突き刺さってて、右側の真ん中が四角に横線が2本入ってる。右側の下が、カタカナの「ハ」。スーパーの惣菜コーナーでよく見る。
  • 餃子の「餃」 … 左側の一番上が傘の形に点がついてて、左側の下部分は縦棒と横棒でまるで古い鍵みたいな形になってる。右側は上から点に横棒、カタカナの「ハ」に、バッテン。
  • 薔薇の「薔」 … 上から、横棒に突き刺さる縦棒が2本。次に横棒に縦棒が突き刺さってて、左と右にトンガリの形、その下に横棒一本。漢字の下部分に、四角形を2個重ねた形。

使ったのは Gemini です。ブラウザで開いて、チャット形式で「この漢字、何?」と聞きました。

読者の方も真似しやすいように、実際に送ったプロンプトに近い形で載せていきますね。

【実践】Geminiに漢字の見た目をプロンプトで説明した結果

例1:「漬」の字

AIへのプロンプト

今から漢字の形を説明するから、何の漢字か当ててみて! 左側に3つ点があって、右側の上が横3本の線に縦1本の線が突き刺さってて、右側の真ん中が四角に横線が2本入ってる。右側の下が、カタカナの「ハ」。

AIからの回答

その漢字は、ズバリ**「清」**(きよい・セイ)ですね!
……と言いたいところなのですが、実はあなたが説明してくれたパーツをすべて組み合わせると、**「漬」**という漢字そのものになります!
ご自身で答えを仰っていますが、解説するとこんな感じでしょうか:
左側の3つの点: さんずい(氵)
右側の上の「横3本に縦1本」: 「主」の上の部分(または「三」に縦棒)
右側の真ん中の「四角に横線2本」: 「目」
右側の下の「ハ」: そのまま「ハ」の部分
これらが合体して**「漬」**(つかる・つける)になります。
ちなみに、もし真ん中が「目」ではなく「円」の形をしていたら「清水」の**「清」**になりますし、さんずいがなければ「責める」という字に似ていますね。
非常にわかりやすい説明でした!

……え、当たった! しかも解説までしてくれた!

若干煽られてる気がしないでもないですがw

例2:「餃」の字

今度は少し抽象的な説明も入れてみて試しました。

AIへのプロンプト

今から漢字の形を説明するから、何の漢字か当ててみて!左側の一番上が傘の形に点がついてて、左側の下部分は縦棒と横棒でまるで古い鍵みたいな形になってる。右側は上から点に横棒、カタカナの「ハ」に、バッテン。

「左側の下部分は縦棒と横棒でまるで古い鍵みたいな形になってる」

この部分をGeminiはどう捉えてくるのか!

AIからの回答

なかなかの難問ですね!鍵のような形という表現、センスを感じます。
あなたが説明してくれたパーツを組み立てると、こちらもズバリ、ご自身で正解を仰っている通り**「餃」**(ギョウザのギョウ)という漢字になります!
パーツを分解して整理すると、以下のようになりますね:
左側(へん): 「食」が偏になった形(𩙿)。
一番上の「傘に点」は、食へんの屋根の部分。
下の「古い鍵」は、縦棒からカクカクと曲がる「良」の下半分のような形状のことですね。
右側(つくり): 「交」という字。
「点に横棒」は、なべぶた(亠)。
「カタカナのハ」と「バッテン(父のような形)」で、下の部分。
これらが合体して、美味しい**「餃子(ギョウザ)」**の「餃」が完成します!

……え、一発で当たった! 漬に続いて餃も解説付き!

「古い鍵みたい」という表現を褒めてくれたうえに、パーツの解説までついてきた。漬に続いて餃も当たって、丸投げの手応えを感じました。

例3:「薔」の字(ここで外れた)

今度は漢字自体をぐっと複雑なものにしてみた。説明自体も難しくなってくる。

AIへのプロンプト

今から漢字の形を説明するから、何の漢字か当ててみて!上から、横棒に突き刺さる縦棒が2本。次に横棒に縦棒が突き刺さってて、左と右にトンガリの形、その下に横棒一本。漢字の下部分に、四角形を2個重ねた形。

自分でもうまく説明できたとは思っていない。けれど、そこはAIが補完してくれるかもしれないと期待したい。

AIからの回答

おもしろそうですね、ぜひ挑戦させてください!
ご説明いただいたパーツを組み立ててみると、導き出される漢字はこれではないでしょうか?
正解は… 「算」 です!
パーツを分解して答え合わせをしてみますね。
「上から、横棒に突き刺さる縦棒が2本」 → 竹かんむり(⺮)の左右のパーツですね。
「次に横棒に縦棒が突き刺さってて、左と右にトンガリの形、その下に横棒一本」 → 算の真ん中の「目」の上にある部分(二十)と、その周りの形ですね。
「漢字の下部分に、四角形を2個重ねた形」 → 一番下の「具」の足のような部分(ハ)ではなく、全体を組み合わせて**「算数」の「算」**をイメージされましたか?
もし、一番下の部分が「目」のような四角が重なった形を指しているのであれば、構成的に**「算」**が一番近そうです。

ん?んん……?

ちょっとまって、もう一度きいてみる。

AIからの回答

クイズですね!挑戦させていただきます。
説明してくださった形をパーツごとに整理してみると、以下のようになりますね。
上部: 横棒に縦棒が2本突き刺さる形(「」草かんむり)
中部: 横棒に縦棒が刺さり、左右にトンガリ(「」のような形)、その下に横棒(これらを合わせると「」や「」の中身、あるいは「」を含んだ構成)
下部: 四角を2個重ねた形(「」あるいは「」のような形)
これらのパーツをすべて合体させると……。
正解は、「葛」(くず)ではないでしょうか?
構成の答え合わせ
一番上:くさかんむり
真ん中:(または「屮」のような突き刺さる形)の周りに山があるような複雑なパーツ
一番下: の中にあるような形、あるいは「メ」ではなく「ヒ」や「L」に近いですが、構成としては四角が重なっているように見えます。
もし「葛」でなければ、「蓋」(ふた)もかなり近い形をしていますが、いかがでしょうか?

……葛? 蓋? どっちも違う……!

というか、1回目の答えとも全然違う。わたしの説明が悪くて間違うにしても1回目の答えと2回目の答えが似た漢字にならないとおかしい!ということはわたしは悪くない!(笑)

パーツの解説は丁寧だったけど、正解の「薔」には届かず。複雑な漢字は、形の説明だけでは限界があるんだな、と感じた。

AIに正確な漢字を答えさせるプロンプトのコツと注意点

やってみて分かったことをまとめます。正直、AIが漢字を当ててくれるの、すごかったです。

  1. 左右・上下の構成をはっきり伝える … 「左が〇〇の形、右が△△の形」のように、部品の配置を言うと通じやすい。
  2. 形の特徴を説明する … 「右側の下がカタカナのハの形」のように、パーツの見た目を具体的に言葉にすると、伝わりやすかった。
  3. 実際の漢字名・部首名・造り名は使わない … 知ってるなら聞く必要ないだろう、とツッコミが入ってしまうので。形を「〇〇みたいな」「△△に似た」とぼかして伝えるのがおすすめ。
  4. 複雑な漢字は限界あり … 画数が多く、部品の説明が難しい漢字は、手書き入力や画像検索の方が早い場合も。正直、薔薇は諦めました。

……と、漢字の説明を一生懸命考えているうちに、ふと思ったんです。手で書くより、説明を考える今の方が面倒くさい!w 結局どっちが楽なんだか、わからなくなってきました。

あと、甥っ子に「この字何?」と聞かれた時、AIに聞くのはアリだと思います。一緒に「こう言ったら通じたね」と試すのも、ちょっとした学びになりそう。ただし、受験やテストの漢字は、ちゃんと辞書で確認した方が安心です。

まとめ:日常の「読めない漢字」はAIに丸投げできるか?

形を言葉で伝えるだけで、意外とAIは当ててくれる場合が多いです。全部が全部うまくいくわけじゃないけれど、「左右の構成」や「形の特徴」を少し意識するだけで、暮らしの「読めない漢字」に使える場面は増えそう。

みんなも、困ったら形を説明してAIに聞いてみてね。当たった時の「お、通じた!」という感覚、ちょっと楽しいですよ。

判定

今回のSuccess判定ですが、迷いました。試した漢字3個中1個は的外れも良いところでした。

これだけ見ると初の「大失敗」かにも思えるのですが、餃子の「餃」の字で見せた、「古い鍵のような形」をちゃんと読み取っていたりした点や、残り2つの漢字にはしっかりと対応してくれた点も含めると、失敗の烙印を押してしまうのも忍びない。

ということで、甘い判定で、「Success」とします。いずれ「薔」の字もちゃんと判断してくれそうな気がしますし!私の説明が悪かったわけじゃないし!

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The Author

すみれ

AIの進化に驚きつつも使いこなせない、アナログ寄りのWebライター。 毎日の献立から苦手なメールまで、暮らしの「困りごと」をAIに丸投げしては、その斜め上の回答に一喜一憂する日々を送っています。