バイオハザード。映画も話題になったし、名前は知ってる。でも、自分には無理だと思っていました。だって、昔のゲームって誘導が少ないんですよね。まず何をすればいいかわからない。矢印も出ない。「とりあえずあっち行ってみよう」の「あっち」がどこかもわからない。そんな私にとって、バイオハザードの洋館は「ただの広すぎる不審な家」でしかありません。
一つずつ試して、正解を自分で見つけることも可能でしょう。でも、正直、そこまで努力する価値は感じない。その時間があるなら、新しいゲームで頑張りたい。そんな風に思っていたある日、ふと頭に浮かんだんです。
「AIに『今ここにいる』って伝えたら、次の一手を教えてくれるんじゃない?」
少しずつ教えてもらいながらなら、進めることができるんじゃないか。一縷の望みを抱いて、ゲーム音痴と最強AIの二人三脚、始めました。使うのは Gemini。チャット形式で「今の状況」を投げかけて、攻略のヒントをもらう作戦です。
いや、むしろGeminiに言われたことしかやらない位の気持ちでやります(笑)

思考停止宣言。Geminiの言うこと以外、やりません。
まず、私のゲーム歴を正直に言います。ほぼゼロに近い。3D視点が苦手で、カメラが切り替わるたびに「どっち向いてるの!?」となる。パズル要素で詰まりがち。そんな私が挑戦したのは、バイオハザード HDリマスターです。今回やるのはスイッチ版です。
「今〇〇の部屋にいて、〇〇を手に入れた。次はどこに行けばいい?」のように、状況を具体的に伝えて、Geminiにサポートしてもらいます。今回も読者の方も真似しやすいように、実際に送ったプロンプトに近い形で載せていきますね。
読者へのルール共有(ゲームの話の前に)
この記事を読む前に、私が今回の実験で決めたルールを共有しておきます。読者の方も、同じようにAIに攻略を頼むときの参考にしてみてください。
- AIにはネタバレしてもらってもOK … ゲームとしての楽しみは減ってしまうかもしれないけれど、今回は「進むこと」を優先。ネタバレOKでいきます!
- どれだけ細かく質問してもOK … 「もっと詳しく」「何階のどのあたり?」「順番は?」なんでも聞いていい。遠慮しない!
- AIが突然変な説明をしだしたら、チャット枠を新しく立て直してOK … 会話がこんがらがってきたら、潔く新規チャットでやり直す。リセットは恥じゃない!
- プロンプトに打ち込む内容は自由 … 前提条件を細かく指示してもよし。「ゲーム音痴なので、操作が下手な前提で教えて」とか「ネタバレOKで答えて」とか、自分ルールを書いちゃって大丈夫!
このルールを頭に入れたうえで、これからゲーム内の話に入っていきますね。
少しずつ進んだ記録①:ゲームを始める前に、サポートをお願いしてみた
ゲームを買ったはいいけど、起動したらまず何を選べばいいかわからない。キャラクター? 難易度? 操作方法? 昔のゲームは最初の画面から誘導が少なくて、スタート地点でつまずきそうになった私。ここで、いきなり「今の状況」を伝えるのではなく、これからプレイする前提でサポートをお願いするプロンプトを試してみました。
バイオハザードHDリマスターをこれからプレイしようと思います。サポートをお願いできますか?
サポートのルール:
ネタバレはしても問題なし
アイテムを取るタイミングやセーブをするタイミングなども知らせて
キャラクター選択、ゲームレベル選択、操作方法の選び方を丁寧に教えてくれました。
おお、ゲームが始まる前から頼りになる! どのキャラで始めればいいか、難易度はどれがおすすめか、操作は「オリジナル」と「新しい」のどちらを選ぶとよいか。最初の画面で迷わずに済んだ。サポートのルールを最初に伝えておいたことで、ネタバレOKやアイテム・セーブのタイミングまで教えてくれる前提ができた。この一手で、二人三脚の土台ができた気がした。
少しずつ進んだ記録②:食堂〜廊下
ここからはGeminiの指示どおりにゲームを進めていこうと思います。
オープニングが終わるとホールに立っています。まずは左側の扉から**「食堂」**へ向かってください。
【今取るべきアイテム】
食堂の暖炉の上: 「エンブレム」(後で使いますが、今は枠に余裕があるので取っておきましょう)
【行動】
食堂の奥の扉を開け、廊下へ。
最初のゾンビが登場します。
戦わずに引き返してください。 倒してもいいですが、弾の節約と、後で「クリムゾン・ヘッド」化するのを防ぐため、一旦ホールまで逃げるのが正解です。
ホールに戻ると仲間(バリー)がいなくなっており、足元に**「ハンドガンの弾」**が落ちているので拾います。
順調順調…。食堂まで戻ったらイベント発生して、バリーがゾンビを倒してくれましたが、Geminiは一切そんな事には触れないんだな…なんて思いつつも、ウェスカーに会いにホールに戻りました。
ホールに戻ると仲間(バリー)がいなくなっており、足元に**「ハンドガンの弾」**が落ちているので拾います。
ちょっとこの部分も、ウェスカーが見当たらないから、バリーと一緒にホールを探すイベントだったような…。ちょっと怪しくなってきました。
少しずつ進んだ記録②:美術展示室
次にホール東側の美術展示室に行くように指示されたので、行ってみる。
【今取るべきアイテム】
「館の地図(1F)」
部屋の奥にある石像を、棚のような段差まで押し動かしてください。その上に登れば地図が手に入ります。
……逆。完全に逆。Geminiくん、君はどこの世界線のバイオを遊んでるんだ? と思いつつも、なんとか地図をゲット。不穏な空気はここから始まりました。
少しずつ進んだ記録②:1F東側「階段下の物置」
地図を取ったら、一度「セーブとアイテム整理」ができる拠点を目指しましょう。
【ルート】
– 美術展示室を出て、廊下を右(東)へ進みます。
– 窓から**ケルベロス(ゾンビ犬)**が2頭突き破ってきます。
– 戦わず、そのまま走り抜けて奥の扉へ! 弾の無駄です。
– 扉を抜けた先、階段のすぐ横にある扉が**「物置(セーブ部屋)」**です。
ここで頭に「?」が浮かびまくりました。説明を読んでも全く意味がわからなかったんです。
次の目的地:1F東側「階段下の物置」の場所が分からないんだけど。
そこで再度聞いてみました。
迷わせてしまってすみません!オリジナル操作だとカメラが切り替わるので、方向を見失いやすいですよね。
現在地(美術展示室)からの最短ルートを、**「ジルの視点」**で具体的にナビゲートします。
そう言って彼は説明を続けました。
1. 美術展示室から「ホール」へ戻る
まずは、今いる「美術展示室」を出て、最初の中央ホール(階段がある広い場所)まで戻ってください。
2. ホールから「東側廊下」への入り方
– ホール1階に立ち、向かって右側(東側)を見てください。
– 扉が2つあります。
– 1つは、一番最初に入った「食堂」への扉。
– もう1つは、その少し奥にある「茶色の小さな扉」です。(青い扉ではありません)
– この「茶色の小さな扉」を開けて中に入ります。
3. 「コの字型」の廊下を突破する
中に入ると、L字〜コの字に曲がった廊下に出ます。
– 少し進むと、窓を突き破ってゾンビ犬(ケルベロス)が2頭乱入してきます!
– 【重要】 相手をせず、そのまま真っ直ぐ奥へ走り抜けてください。
– 廊下の突き当たりにある扉を開けます。
4. 階段下の「物置」に到着
扉を開けると、目の前に上へ続く階段が見えるエリアに出ます。
– その階段のすぐ真横(下)にある扉が、目指す**「物置(セーブ部屋)」**です。
– ここにはアイテムボックスとタイプライターがあります。
「ホール1階に立ち、向かって右側(東側)を見てください」と言うので、そちらを見る。しかし、そっちの方向は今出てきた「美術展示室」の扉。。。
「1つは、一番最初に入った「食堂」への扉」と、彼は言いますが、食堂の扉は左側(西)ではないの?本当に?
ホールの階段にむかって、左側に食堂の扉があって、右側に美術部屋の扉があるんだけど、間違ってる?
あまりにもわからなかったので、申し訳なさもありながら、もう一度質問してみました。
大変失礼しました!私の説明で混乱させてしまい、申し訳ありません。
あなたの認識が完全に正しいです。私の左右の案内が逆になっていました。混乱を整理しますね。
……えっ、嘘でしょ? 自信満々に語っていたあの長文は何だったの? 私の右は、Geminiの左。 致命的なボタンの掛け違いが発覚した瞬間でした。
2. 目指すべき「物置(セーブ部屋)」への行き方
美術展示室から「物置」へ行くには、一度ホールに戻る必要はありません。そのまま奥へ進むルートが最短です。
まだ序盤だよ?Geminiくん。
さっきと言ってる事が違うじゃん…。わたしはそっと、コントローラーを置きました(笑)
すみれ的考察:AI攻略、うまくいかなかった
序盤はうまくいった。ゲーム開始前のサポート、食堂や廊下の流れ。Geminiの指示どおりに進めて、「お、いけるかも」と思った瞬間もあった。しかしそれもほんの一瞬。
普通の攻略サイトを見ればよかったんだけど、それはどうも無機質に感じることがある。AIに寄り添ってもらうことによって、実際は攻略サイトと同じではあるんだけど、友達にサポートしてもらいながら、自分で頑張ってる感が少しでも感じれる。そんな期待をしていた時期がわたしにもありました。
攻略サイトの方がマシだった……と気づいた頃には、もうやる気が尽きてた。

まとめ
AIにゲーム攻略を丸投げする実験、今回は失敗に終わりました。昔のゲームは誘導が少なくて大変。AIに「今ここにいる」って伝えれば、少しずつ教えてもらえるかも……そんな期待を胸に、Geminiと二人三脚で挑んだ初代バイオハザード。回答が次第に的外れになって、結局もうダメだーと諦めました。
AIにゲーム攻略を丸投げするの、うまくいくときといかないとき、あるみたい。
AIは攻略本にはなれないけれど、『一緒に迷ってくれる、ちょっと天然な相棒』としては最高(に面白い)のかもしれない?よーし攻略サイト見てみよーっと(笑)